2018/11/28

アセトアミノフェンがトレンドワードになっていてまたまた気になった。
アセトアミノフェンとは、市販の風邪薬に使われている成分で、熱を下げたり痛みを和らげたりする効果があり、また寒気などを緩和してくれます。解熱鎮痛剤に使われる成分の中でも、副作用が一番少なく、安全性に優れているそうです。市販の風邪薬にも多く使われ、小児用の解熱鎮痛剤にも多く使われています。
市販品のお薬だと、タイレノールやラックル、カロナール、コカール、パブロン、コルゲン・コーワやバッファリン、このあたりがアセトアミノフェンを主成分とするお薬です。
で、今回新聞ネタになっているのは、山本科学工業が、和歌山の自社工場で製造しているアセトアミノフェンと、中国で製造された安価なアセトアミノフェンを混ぜて出荷していたことが明らかになりました。これを無届けでやっていたので、薬事法違反にあたるという訳。山本科学工業は原薬の会社で、創業60年になるってよ、市販製品は作ってないのよね。関係者のお話だと、随分前から、だいたい1〜2割、中国製のアセトアミノフェンを混ぜてたってことらしい。
では、中国製のアセトアミノフェンの成分が国産のものと質が違うとか、製法が違うとかってのはまだ分っていないみたい。我々のイメージだと、中国製=安い=バッタもの っているニセブランド品とか、コピー家電のようなイメージあるだけに、なんともなあ。その昔「龍王丸」っていうネーミングの強壮剤を中国人の友人から貰ったことがあったけど、なんだか怪しいパッケージで、結局飲まなかったもんなあ。
お薬業界もいろんなことがあるわな。