2018/11/28

先日、自由が丘で打合せがあって、待ち合わせ時間より少し早く到着してしまったので、ふらりと駅付近を散策していてBOOK OFF に入った。特に目的もなくぶらぶらしていたのだが、108円コーナーを見ていて、目に飛び込んで来たのが「私はウコンでうつを治した!」の背表紙。著者は小菅正規さん、宝島社新書刊、「うつ病に苦しんだ医師が自ら発見した意外な特効薬!!」というキャッチコピーのタスキがかかっている。思わず手に取って立ち読みしてしまった。著者の小菅氏は皮膚科のお医者さんなのだが、18歳で最初にうつになってから、以降4回もうつと回復を行ったり来たりした人。
待ち合わせの時間が来たので、この本を買って帰った。暫くチラ読みしていたが先程読了!
どうしてウコンがうつ病に効くのか?
うつ病は脳内のモノアミン(神経伝達物質)の働きが低下することによって発症するとされています。で、通常のお薬(抗うつ剤)の場合は、モノアミンの分泌を促すようになっている訳なのです。
著者のお父上という、小菅卓夫博士が静岡大学薬学部の先生で、漢方薬の研究をされている方。長年の研究の結果、ウコンに含まれるクルクミンが脳のモノアミン不足を解消してくれるというものです。クルクミンがアドレナリンの血中濃度を上げ、その結果セロトニン、ノルアドレナリンといったモノアミン類を増加させる事が実験からも実証されているそうです。
では、ウコンならなんでもいいのか?
著者の小菅さんは、40社の中から、うつの改善に良いウコンを求めて、1週間づつ全部試しています。その中で、最終的に一番質が良くて効果のあるのは仲善というメーカーの「うっちん粒」だと言ってます。